JAYCEE育成委員会 委員長 杉村大樹
2005年に入会し、10年という年月を先輩諸兄姉と活動させていただき
ながら、知識・友情・情熱という細胞が一つひとつ結合する音が聞こえ
ました。入会当初小さな細胞だった私ですが、月日が経つにつれ、やが
てその細胞が大きな結晶…言わば「人」になりました。それが現在の私と
言っても過言ではありません。
入会当初、何も分からなかった私にJCのイロハを教えてくれたのは
教科書でも参考書でもなく「人」そのものでした。先輩諸兄姉が教本と
なり私に足りないものを教えていただきながら、明るい豊かな社会を築く
べく奉仕・修練・友情のもとJC活動を行って来ることができました。
会員減少に伴い、教本となる「人」が少なくなっている中、私は本当に
恵まれている時代にJC活動を行えていたことに感謝し、現在の経験年数の
浅いメンバーはもとより、全メンバーにそれを引き継ぐ役割を担っている
事を緊緊と感じております。
今年度JAYCEE育成委員会では、伊東青年会議所の現状を把握し、向き
合いながら理解することで、一人ひとりの資質の向上を目指し、JCの
先頭に立つことのできる、輝ける「人」に全員がなれるよう研修を行い、
とうかい号乗船者募集や歓送迎、3分間スピーチにおきましても、今まで
経験したことをメンバーに伝え、一人ひとりが輝ける「JAYCEE」となれる
よう育成いたします。
今年度は私という器に水を注いでくださった先輩諸兄姉の「志」を引き
継ぎ、英知と勇気と情熱を持ってその「志」をさらに沸き立たせ、輝き
続けるJCとなるように役目を全ういたします。もう「頼る側」から「頼ら
れる側」に立たなければならない事を強く感じると同時に、目標に向かっ
て事業をきっちりと行うことはもちろんのこと、委員会に対しても事業を
構成する「大変さ」や「楽しさ」を共有することができるよう、委員長と
して手本となければならないという重圧も感じております。
今年度、決して奢ることなく初心に返り、同志と共に成長し、何事にも
元気にそして本気でぶつかり、勇気を持って先頭に立ち続け、根気強く
メンバーを引っ張って行きたいと考えておりますので、一年間よろしく
お願いいたします。