2015年度を終えるにあたり…

伊東青年会議所 2015年度理事長の杉本です。

2015年も年末に差し掛かり、いよいよ新しい年を迎えようとしています。

私が2015年度理事長の役職を拝命したのが2014年7月。

その後12月まで候補者の理事会議を開催し、2015年度に行う事業案を
練って参りました。

2015年に入ってからも、実行計画を詳細に議論し、時には熱くなったり、
時には眠い目を擦りながら深夜まで議論を交わしたり、
妥協の無い事業案を出せたと思っておりますが、
いよいよ全ての事業が終了するとなると、本当に妥協が無かったのか、
本当に全てをやり尽くしたのか、疑問に思えてきます。

理事長職を拝命するにあたり、決して気楽な気持ちではお受けできませんでした。
実際にやってみて、時間的にも金銭的にも、想像していた以上に負担は大きかった。

しかし、得るものも想像以上に大きかったです。

県内同期理事長さんたちとの会議や懇親会を通じて得られた
情報や友情は何物にも代えられません。

同期理事長さんたちの中には卒業してOBになってしまう方、
まだ現役で残る方、来年も直前理事長以外にも役職を受けている方、
形は様々ですが、皆一様にJCとの関わりは続きます。

決して仕事とJCの両立が楽な方だけではない中理事長職を全うする
同期の姿を見て刺激を受け、背中を押してくれる伊東JCメンバーたちに
勇気をもらい、私のいない中でも代わりに仕事を頑張ってくれる
会社の仲間に感謝をしつつ、ようやくここまで辿り着けた、
そんな想いが込み上げて、この文を書きながら目が熱くなっております。

あの時ああすれば良かった、こうしたら違った結果だったのでは。

全ての事業を完璧に行う事はできませんし、そもそも何が完璧なのかもわかりません。

唯一私が自信を持って言えることは、私が選び、お願いをし、
役職を受けていただいた理事役員の皆、フロアメンバーとして
理事役員を支えてくれたすべてのメンバー、
そして表に出ることはないものの、裏方でお金の管理から
メンバーのメンタルケアまでしてくれた事務局員さん。
全ての伊東JCメンバー・スタッフの努力・尽力があって
私の中で2015年は完璧だった!という事です。

年始のご挨拶でも申し上げましたとおり、私は本年卒業する年度の生れですが、
直前理事長としてあと1年居残る事になっています。

2016年は大髙君を理事長として、「だれかのために」というスローガンの下活動して参ります。
私も自分の役職の意味・役割をしっかりと全うし、
2016年度大髙理事長が1年後に全てをやり切ったと、自信を持って言えるよう
影ながら支えて参りたいと思います。

情けは人の為ならず という言葉があります。
文章によっては、 「情けは人の為ならず 巡り巡って己が為」などとも言われます。

人に情けを掛けることは、巡り巡って自分にも恩恵が返ってくる。
だから誰にでも親切にしよう。

そういう意味だったかと思います。

私はJC活動は無償の愛だとは思っていません。

人やまちのために尽くすことが、いずれ自分にとっての財産になる、
そう信じて活動しております。

そのような、私ども伊東青年会議所の事業にご参加・ご協賛・ご協力下さった
全ての皆様に、心からの感謝と、今後の末永いお付き合いを
お願い申し上げます。

最後になりますが、先日ご逝去された、敬愛する渡邉慶三先輩のご葬儀にて、
共に活動されたOBの皆様が大号泣されている姿を見て、大変失礼ながら
JCの友情の素晴らしさに震えがおきました。

渡邉慶三先輩のご冥福を心よりお祈り申し上げ、
私の2015年度最後のご挨拶と代えさせていただきます。

1年間誠にありがとうございました。
そして、2016年度の伊東青年会議所にもどうぞご期待下さい!

一般社団法人伊東青年会議所
2015年度理事長 杉本賀一郎